まず、検索エンジンは、積極的にSEO対策しているサイトを嫌います。それは、上位表示だけを目的とした、内容の薄いサイトを上位に表示させてしまう恐れがあるからです。検索エンジンとしての役割は、サイト閲覧者の求める情報が記載されているサイトを上位表示しなければ意味がありません。そこで、検索エンジン運営者(Yahoo!やGoogle)は、定期的にアルゴリズムを調整し、優良なサイトが上位に表示される仕組みを作っているのです。過度の対策は、スパムと判断されてしまいます。
サイトでは上位表示させたいキーワードの数や配置場所が重要と言われてきました。しかし、それをあまりにもやりすぎて、
キーワードの数がページ全体の20%になってしまったとなると完全にスパム行為とみなされます。現在でも、キーワードとなるテキストを埋め込むことは必要ですが、数が多ければ良いというわけではなくなりました。
SEO対策の一つとして外部施策があります。昔は、被リンク数が多ければ多い方が、上位に表示される傾向にありました。しかし、今は、その被リンクの質が重要視されています。ひたすら被リンクを増やすため、さまざまなサイトに相互リンクを依頼し、もし検索エンジンが好ましくないサイト、もしくはスパムサイトと認識しているサイトとの相互リンクをしてしまった場合は、リンクしたサイトにも影響を及ぼすことがあります。影響を及ぼす = 「表示順位を下げられる」「インデックスから消去」。
その他、隠し文字(視覚的には見えない方法で キーワードをたくさん埋め込むこと)や、クローキング(検索エンジンのロボットにだけ見せるページを用意する)、ドアウェイページ(特定のウェブページへ誘導することを目的として、検索エンジンで上位表示されるために意識的に最適化するページ)は、スパムと認識されます。止めましょう。